発売が遅れに遅れ、一時は詐欺じゃ無いのかとまで言われていた“i'm
watch”シリーズ。
紆余曲折ありましたが、先日ようやく届きました。
最初の入金(予約時)が確か去年の夏頃でしたか。
清水へ引っ越してくる直前だった気がします。
そして今年の2月中頃に残金の支払い願いのメールが来たので、クレジットカードで決済。
かなり前の事なのでいくら払っていたのか忘れてましたが……。
受け取った明細によると278ユーロとなってました。確か当初の定価が299ユーロ。
そこから早期購入割引で50ユーロ引かれて249ユーロが本体価格でした。
とすると、今回の差額278−249=29ユーロが送料って事になりますかね。
まぁ、国際便じゃこれくらいはかかりますよね。
それと、受け取りの際に費用が発生しました。
内訳としては
・国内での消費税:700円
・立替納税手数料(関税):735円
で合計1435円。
海外の店での買物でも国内の輸送経路を使うと消費税ってかかるんですねぇ。
個人輸入なんて初めてなのでひとつ知識が増えました。
――お金の話はこれくらいにしておいて。
実際の使い心地について軽く触れておきましょうか。
結論から書くと、今日丸1日身につけてみた結果から考えると“常用は難しそう”な感じがします。
何と言ってもバッテリーが持ちません。
これが致命的すぎます。
通信機能はBluetooth経由でスマートフォンのテザリング機能を使うんですが、これがまず結構電池を食うんですよね。
今回はiPhone 4※に繋いで使っていたんですけど、定時(午後5時半頃)にはi'm
watch側は残量25%程度に。
iPhone 4側は30%くらいになっていました。
※SoftBank版/au版共にテザリングは塞がれていますので、Jailbreak(脱獄)したものを使用しています。
なお、手持ちの他のAndroid機は全滅でした。
まぁ、iPhoneの方は昼休みとかにネットサーフィンしたりしているのでその分の消費もありますが……。
それでも日常の使い方だと帰宅時点で60〜70%くらいは残ってますからね。
それを考えるとちょっと通知デバイスとしての運用は難しい気がします。
休日とかに数時間ふらっと出かける時とかくらいのライトな利用なら大丈夫そうなんですけどね。
それと――。
i'm
watchを予約してから発送されるまでのこの1年の間にスマートフォン側が随分便利になっちゃってるんですよね。
今まで“受信したメールが即時確認できない”という面をカバーするために、わざわざ受信用のソフトバンク携帯電話+連携腕時計(iVirt
M)というデバイスを増やしてまで対応してきていた訳ですよ。
受信すれば腕時計が振動し、タイトル+本文の一部まで確認可能なので、これは大変便利に使えてます。
今回この余分なデバイスを取っ払ってi'm
watchに置き換えようと思って購入したんですけど……。
つい2,3ヶ月くらい前でしたか。
(´・ω・`)iPhoneのGmailアプリがバージョンアップされ、“通知機能”に対応しちゃったんですよね。
メールが来たらすぐに新着メールがある事を音と振動で通知してくれます。
そしてさらにロック画面がタイトルと本文の一部を表示してくれるという、何とも至れり尽くせりに変貌しちゃった訳です。
自分の場合、iPhoneは胸ポケットが定位置でして。
このアップデートのおかげで、“iPhone単体だけ”でメールを受信したらすぐに分かるようになっちゃったんですよね。
何というか……こうなるともはや腕時計での通知機能自体が不要なんじゃ、とも思えてきます。
せめてi'm
watchが当初の予定通りに発売されていれば印象もまた違ったのかも知れませんけどね。
それか、バッテリーがもっとガンガン持ってくれてWiFiで単体通信可能だったらもっと幅広い通知(twitterや様々なRSS、ToDo、スケジュール等)を盛り込んで使い倒す気になったかも知れません。
何にせよ、この
・バッテリー不足
・母艦(スマートフォン側)まで消耗させてしまう通信仕様
・発売タイミングの悪さ
という三大要因が重なっちゃっているのは痛手ですね。
・
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・
うーん、といった感じでちょっと残念な仕様ではありますが。
( ・ω・)もう買っちゃって手元にあるんですから、これを悔やんでも今更仕方ありません。
それよりもこれを今後どう活用していくか――、そこが課題になりますかね。
とりあえず時計側はまだソフトが作り込まれていないようなので、今後のアップデートに期待するとして。
(加速度センサとかいろいろ入っているそうなので、地図チェックとか方位確認とかできるようになれば案外活用の幅が広がってくるかもしれませんしね。)
通知機能は諦めてiPhone側でもう賄(まかな)ってしまい、必要時以外はBluetooth接続をしないという方策もあります。
まぁ、もう暫くいろいろなパターンで使ってみてベターな使い方を模索してみる事にします。 |