抜粋記事
清水は興津にある“清見寺”というお寺に行ってきました。
何か妹が学校の授業で使うから文化財の資料が欲しいと言うので、近くにあってあまり有名ではないところという事を条件に探したところここがピッタリかなと思いましてね。
家族総出で車でひとっ走りしてきましたよ。

まずはそこで撮った写真の中から6枚程コメント付きで載せておこうと思います。
それではどうぞ。

清見寺正門

雲も少なく晴れ渡った、撮影には良い日和の中見学してきました。
実はここは駐車場なんですけど、その中央に鎮座しているのがこの門なんですよ。
ただ、登るとお堂がどーんと構えている……という訳ではなく、門をくぐってから一度左に折れて東海道線の線路を跨ぐ形で設けられている橋を渡るともう一つ門があり、その先にお堂があるという構成になっています。
つまり境内を分断する形で東海道線が横切っているって訳です。
何でこうなったか……っていうのはWikipediaにでも書いてあると思うのでそっちを見てくださいな。

本堂

2つめの門をくぐると構えているのがこの本堂。
固く閉ざされていて入ることは疎(おろ)か、中を見る事すらできませんでした。
一応社務所とは繋がっているみたいなんですけど……大祭でもない限り開く事はないのかもしれませんね。

社務所と鐘撞台

……で、こちらの写真奥の建物が社務所で、右の塔みたいな建物が鐘撞台です。
社務所から中へ入ると普段お経を唱えているであろう仏前広間や2階の和室、その他に奥の方にある庭園やら展示してある家康公に所縁(ゆかり)のある歴史的なアイテムの数々を見学する事ができるようになっていました。
ちなみに拝観料は¥300/人と、1人や2人くらいで見て回る分にはそれ程高くはありません。
(´・ω・`)まぁ、今回みたいに一家揃ってとかなると結構な金額になりますけどね……。

日本庭園

入館後まず仏前で軽く手を合わせておき、奥へ進むと目の前に庭園が広がってました。
実際はこの写真の左側から見る形だったんですけど、移動してから撮ったこっちの写真の方が全景が見られるようでしたのでこちらを載せておきます。
庭園はさほど広くはなく非常にこぢんまりとした佇まいではありますが、その狭さの中にもそれぞれのパーツが一つ一つ互いに調和して良い味を醸し出していましてね。見ていて心が和む良い雰囲気でしたよ。
(・∀・)池にもゴミがなく、また砂利部分もちゃんと白州になっていたりと、手入れが行き届いているようですね。

深層部

かなり奥の方まで進むと、こういう時代劇に出てきそうな純和風構造のエリアがあります。
障子の取っ手部分に葵の御紋(徳川家家紋)が貼られていたり、家康公手習いの間なんて部屋があったりと、徳川家と相当関わりが深いんだろうなという空気が漂ってました。
他にも壁に当時の写経がそのまま刻まれていたりする等、悠久の歴史の重みがズッシリと感じ取れましたね。

あとこれは直接関係はない事なんですが、外はもの凄く暑いのに内部は涼しいんですよ。
風の通りもかなり良いですし、昔の人はちゃんと気候を考えた上で過ごしやすいように作っていたんでしょうね。
これぞ先人の知恵ってヤツですな。

おまけ:無線LANユニット

(・∀・)はい、これはもう完全におまけ写真です。
入り口付近で発見しました。
品名を見てみるとIEEE802.11g対応ですね。
一応文化財に指定されているような古い施設なんで、かなり不釣り合いな物が置いてあるなーとか思いましたよ。
まぁ、今は何処もインターネットでの情報共有が欠かせない時代なんでしょう。

……以上、清見寺でした。
久しぶりにこういう歴史的な建造物を見てきましたけど、やはり良いものですね。
何というかこう、日本人の感覚に合っているとでも言うのでしょうか。
その場の空気に包まれているととても落ち着けるんですよ。

皆さんも近くに歴史的な施設があればふらっと訪ねてみると、日常でギスギスした心が落ち着けられて良いですよ。

 
改訂記録
2007. 09. 04 : ページデザインを一新
2005. 08. 22 : 初版掲載 [出典・2006年 8月 20日掲載文雑記内記事]
 
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