◇特別連載企画
USB接続型ワンセグチューナー性能比較(2) 「環境提示」
続いて受信感度等の性能を比べていきたいんですが、その前に比較に使う機器と電波環境について簡単に触れておきたいと思います。
■使用機器
Windows用のチューナーなので、まず必要なのはPC。
メインマシンが壊れた今ではWindows
Vistaが入るようなPCはありませんので、試せる環境としてはWindows XPとWindows
2000の2環境となります。
ちょいテレSEG CLIPはWindows
2000には非対応ですが、保証外の動作も試してみたいですからね。
という事で今回はこちら[内]の所有PCの中から以下の構成を利用します。
各機の細かいスペックは、上のこちらって書いたリンクから飛べる一覧内をご参照願います。
・補助機2 (VAIO C1MRX - Windows 2000)
うちにある唯一のCrusoe機です。
主に記事の執筆に使いますが、動作保証から思いっきり外れたPCでの動作チェック等も試してみました。
また年末から先日まで一時的にWindows XPに戻した際にもインストール実験をしたので、
その結果も文中に織り交ぜていきたいところです。
・一般機2 (VersaPro VA11J - Windows XP Professional)
自分が直接所有しているPCじゃありませんが今回のメイン調査環境です。
このPCに接続して室内の様々な場所で感度測定等を行っていきます。
ここまでがメイン。そして……。
・補助機3 (VAIO XR7E/K - Windows 2000)
こちらはインテルCPUのWindows 2000機。
Crusoe+Windows 2000だと動かない場合にどちらが原因かわかりませんからね。
一応軽くチェックするためだけに使います。
以上が利用PCです。
■補助具
全機ノート型PCですけど、細部の受信感度を測るためにこんなものも用意しました。
3mくらいのUSB延長ケーブルです。
ノートをずーっと持って移動するのも疲れますから、これで延長してチューナーだけを移動しながら測りますよ。
まぁ、これは楽になるというのもありますが、PCから出るノイズの干渉をできるだけ避けられるというメリットもあったりします。ノイズで電波が拾いにくくなると正確な測定もできませんし。
……あとはロッドアンテナの性能を測るためのブースターと室内アンテナですな。
室内アンテナとブースターの距離を固定してゲイン(増幅度)を調節していく方法、そしてゲインを固定してアンテナとの距離を調節していく方法、時間があれば両方を試していこうと思います。
■比較対象
比較するチューナーは既にご承知の通りバッファロー社のちょいテレ(DH-ONE/U2)とアイオーデータ社のSEG
CLIP(GV-1SG/USB)の2つ。
スペックの違いは以下の通りです。
|
BUFFALO : DH-ONE/U2 |
I-O DATA : GV-1SG/USB |
対応放送 |
地上デジタル ワンセグメント放送 (ISDB-T / UHF
13〜62ch) |
接続方法 |
USB 1.1 / 2.0 |
対応OS |
Windows 2000/XP/Vista (32bit) |
Windows XP/Vista (32bit) |
電源電圧 |
5.0 V |
5.0 V |
消費電流 |
90 mA |
170 mA |
視聴サイズ |
可変 |
100%・200% |
全画面表示 |
○ |
○ |
字幕 |
○ |
○ |
データ放送 |
× |
○ (一部非対応) |
緊急放送 |
× |
× |
静止画キャプチャ |
○ (JPEG/BMP) |
× |
録画 |
○ |
○ |
コピー/ムーブ |
×(修理交換時用の対処ツールあり) |
× |
外部アンテナ端子 |
○ |
× |
製造 |
MADE IN KOREA |
MADE IN JAPAN |
メーカー保証 |
1年間 |
以上の機器類で調べていきます。 |