抜粋記事
◇特別連載企画 USB接続型ワンセグチューナー性能比較(5) 「画質比較」
次は一番の肝となりうる“視聴画質”についてです。
なお今回は感度良好の場合においての画質にのみ触れていきます。
電波状況が悪い時の劣化具合に関しては感度調査の際に扱っていきますので、そちらをお待ちください。

まず2つ並べて再生するとこのような感じになります。
規定の掲載画像サイズに収まりきらなかったので縮小してありますが、ウィンドウサイズのサイズ比は一緒です。

まぁ、縮小しちゃっていると正確な画質は分からないんで下に等倍で切り抜いたデータを載せておきます。


【左】GV-1SG/USB 100%表示
(320×180ピクセル)
【右】DH-ONE/U2 フレームのみ最小サイズ表示
(320×180ピクセル)

バッファロー社製の方は下に黒帯が出ているためアイオーデータ社製のものよりも縮められた表示となっています。
ただ、横の黒帯は両者共に誤差1ドット程度でほぼ同サイズなので、バッファロー社製の方には映像に若干の潰れが生じているのでは……と思って田んぼの畦道の間隔等のドット数を測ってみたんですけど、両者共に同じ数値になるという不思議な結果になりました。
さらに確認しましたが、上下に見切れはありません。
……という事は黒帯が出ている以上、どこかに映像の歪みがある筈なんですよね。

まぁ、そもそも映像ソース的にどちらが正しいのかは分かりませんけどね。
放送局側が元動画を公開してくれないと比べようがありませんしねぇ。
左側が引き延ばされたのか、はたまた右側が縮められたのか……。
気にはなりますが、どちらにせよ双方特に変なノイズが出る事もなくキレイに見えているんでまぁいいでしょう。

あと、環境的に両方同時起動するとコマ落ちするんで正確な比較はできませんが、NHKの大河ドラマ“風林火山”を垂れ流しにして見比べた結果、処理落ち以外での映像のカクカク感のようなものは殆ど感じられませんでした。
また片方だけ明るい場面で白飛びしたりとかいった事も特になく、映像処理に関する違いはほぼありません。

ただし動きの激しい場面では左図のようなブロックノイズが発生する事があります。
でもこれも固有の現象ではなくワンセグの規格上、映像ソースの段階で発生しているものであり、デコード上の問題ではありませんからこれは仕方ないですね。

左図はSEG CLIPのものですが、当然ちょいテレ側でも同じように発生しておりますよ。

あとは全画面にした際……についてなんですが、両者特に違いはありませんでした。
4:3のディスプレイの場合、字幕をなしにした場合は映像のみを、ありにした場合は映像に字幕表示エリアを含めた部分が丁度中央にくるような形で表示されます。
余った部分は黒帯表示です。
字幕なし表示なら、16:9のディスプレイに出力すればピッタリサイズで見る事ができますね。

……もの凄く荒くなるけど。

 
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2007. 09. 02 : ページデザインを一新
2007. 01.08 : 初版掲載
 
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