抜粋記事
帰宅したら届いてました。
auの定額データカード W05K。

写真からも分かると思いますが、出っ張りがかなりあります。
PCカードアダプタが丁度本体に収まるサイズになってますから、それを超えた分は全てはみ出しエリアです。
その分消費電力も結構大きいようで、バッテリーの少ない機種だとあまり通信できないかもしれませんね。

……まぁそれは良いとして。

今回は接続形態として次の3種類を用意しました。
  1.VAIO C1等、PCカード対応端末にて直差し通信
  2.VAIO TZ等、PCカード非対応端末にてUSBアダプタ利用での通信
  3.VAIO C1MRX を親機とし、USB-無線LANアダプタにてルータ化して各機から無線LANにて接続する形での通信
こんな感じで繋げていきます。
実際使っていく過程でどれか一つに絞られていくんでしょうけど、とりあえずは形態の幅があった方が良いですからね。

それでは順番に試してみた所感を書いてみます。

■パターン1 : PCカードスロットにて直接続
これはもう、そのまんま説明書に従ってインストールし、接続設定を済ませるだけですね。
公式的な使い方なので楽と言えば楽です。
専用ドライバも一応C1のような非力な端末でも難なく導入できまして、ネットに繋ぐ事もできました。
速度は「下り 362.2kbps / 上り 44.92kbps」(外部アンテナ装着時)。
……少なくともPHSよりは速いし、ネットサーフィン程度なら普通にサクサクなのでまぁ文句なしですかね。
静岡市あたりだとこんなものなのかなぁ。

■パターン2 : USB変換アダプタ利用にて接続
今のメインPCはExpressCard/34しか挿さらないPCなので単体で通信しようとしたらコレしかありません。
利用したアダプタはIO DATA製のUSB2-PCADPGとなります。

アダプタ自体も結構嵩張(かさば)るのであまりモバイルに向いてはいないかもしれませんね。
喫茶店とかでの固定座席を確保できる環境くらい……かな。

……で、速度ですが。
「下り 267.4kbps / 上り 39.75kbps」(外部アンテナ装着時)となりました。
PC⇔USBアダプタ⇔W05Kという構図になり、付属のドライバが使えないというのが影響しているのか少し低めとなりました。
まぁでも260kbps位なら普通に我慢できるスピードです。
動画とか見なければ(そもそも帯域制限で見られないでしょうけど)特に問題はないかもしれません。

ただ、注意点としてUSBだと規格上供給電圧が要件を満たせていないらしく、不安定になるという報告が見られます。
切れたら繋ぎ直せば良いだけなんですけど、ちょっと手間が増えるのは面倒かもね。

パターン3 : 無線LANルータ化したVAIO C1経由での接続
携帯電話のデータ通信回線を買った一番の理由である川根の祖父母宅(PHS圏外)での通信に利用する方法として最も有力なプランがこの接続形態です。
写真で説明すると……

左の黒いPCがいつも使っているメインマシン。
奥のVAIO C1がルータ化した接続親機となります。
VAIO C1の右側で青い光を放っているのがアクセスポイントとして利用できるUSB-WLANアダプタで、メインマシンを含む他のPCはこいつの電波を拾って通信する訳です。

 ・C1をアクセスポイントとして立ち上げ、各機はその電波を拾って接続 = LAN構築
 ↓
 ・各機からインターネットへアクセスを試みる
 ↓
 ・接続要求を受けたアクセスポイントは、VAIO C1の左側に挿してあるW05Kをダイヤルアップ接続させる
 ↓
 ・通信確立 ⇒ 各機ネットに接続可能へ

と、このような感じでセッティングしてあります。
ウチは家庭内LANを固定IPを振って使っている事もあり、家庭内⇔ルータ化C1で切り替える際にその都度設定変更する必要があるという点が面倒ですが……。
泊まりがけとかで出掛ける際にはかなり重宝しそうな気がします。

ちなみに速度は「下り 286.8kbps / 上り 45.28kbps」(外部アンテナ装着時)と、直差しとUSBの中間くらいでした。
( ・ω・)実際は複数台でシェアする事になるのでスピードは落ちますが、まぁそこそこ良い結果ですね。

改訂記録
2008. 05. 21 : 初版掲載 [出典・2008年 1月 25日掲載文雑記内記事]
 
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