先月auのIS01と併せて購入したデータ端末“DATA01”。
自分が実際に使うにあたっての実力を知りたいと思いまして。
　・プランを1GBまで3980円で使えるものに変更
　・プロバイダのパケットオプションに加入（auoneなのでDATA01に対応してます）
と、使える環境を整えてみました。

プランについては多分実験利用で1GBを超えるような事はまず無いですし。
通常のプランだと14MB程度で5750円までいっちゃいますからねぇ。
使う量が分かっているなら是非使い分けるべきです。
（まぁ、イーモバイルみたいにもっとデータプランが幅広く出てくれると良いんですが……。）

■製品全体
前置きはこれくらいにして、まずは製品画像から。
表側と……。

裏側です。

接続に使うUSBコネクタは本体格納式で、45度角ずつ固定できます。
使う場所に合わせて角度調整ができそうです。
ずっと垂直だとキーボード操作時に手が当たりますしね。

大きさ的にはちょっと大きめのUSBメモリって感じで、ドコモのUSBデータ端末L-05Aと同じくらいです。

幅から厚さ、重さまでほぼ似たようなものです。
違うのはUSBコネクタの位置くらいかな？
まぁ、同時に持ち運ぶには丁度良いですね。

■ユーティリティ
本体を接続するとインストーラの入ったメモリ領域がマウントされます。
その中のインストーラを起動してユーティリティとドライバをインストール。
その後再起動すると自動的にこのユーティリティが立ち上がります。

WiMAXエリア内だとこうで。

エリア外、もしくは設定からWiMAXをOFFにするとこうなります。

CDMAとWiMAXのデュアル端末と言う事で、ユーティリティを介さないと接続ができません。
Windows標準のダイヤルアップは使えないので注意が必要です。

■速度
WiMAXは“窓際ブロードバンド”とも揶揄されているように、室内だと異常に感度が落ちます。
使っている周波数帯のせいもあるんでしょうけど……。
実際ウチでも窓際でアンテナ2本、窓から3m程離れたテーブルだとアンテナ1本という有様です。

速度を測ってみるとこんな感じでした。

アンテナ表示1本の環境でも2Mbps以上は軽く叩き出しております。
pingの測定はやってませんが、リンクをクリックした際の応答速度もなかなかのものでした。
動画サイトでの読み込みもサクサクでしたよ。
（｀･ω･´）下手なADSLよりも快適なんじゃないでしょうか。

じゃあ、エリア外だったらどうなのか。
という事で、CDMAモードにした場合も試してみると……。

こちらは帯域制御機能があるためか、若干低い値となってます。
……が、体感速度的にはそれ以上はあるような感じではあります。
実際動画サイト巡りもしてみましたが、読み込みが遅くてイライラするような場面はなかったですからねぇ。
（まぁそこは人にもよるんでしょうけど。）

・

とりあえず、ざっと使ってみた感じではこんなところでしょうか。
エリア的には心許ない感はありますが、WiMAXのスピードは結構なものでした。
これがエリア外でもau網で使え、1台の契約で済む……というのは利便性の面からしても良いとは思います。

なにより、1GBまでなら安く済むようなプランが設けてあるのが嬉しいです。
プランの充実度的にはイーモバイルには敵いませんが、ドコモもこれは見習って欲しい所ですね。
自分みたいに複数回線契約者はちょっと使っただけで上限になってしまうと手軽に使い分けもできませんので……。
せめてイーモバイルのバリューデータプラン的なもの（300MBまで2980円）が出てくれると助かるんですよねぇ。
実際外でPCを起動して動画を見る事なんてまず無いので、300MBもあればまず事足りますし。

――えーっと。
今まで未体験だったWiMAXも今回所持回線に含まれる事になった訳ですか。
（｀･ω･´）となると、これで全社網でデータ通信を試せたことになりますね。

どこが一番か、と訊かれるとまた答えにくい所ではありますが。
どれか1台しか持てない、となればこのDATA01を選ぶかもしれませんね。
WiMAXとCDMA網を1契約で使えるというのはそれだけのアドバンテージがあると思います。

選ぶ基準とすれば、自分的には
　・スピードもエリアも使い分けたい　→　au
　・自分にあったプランで使いたい　→　イーモバイル
　・iPhoneユーザー　→　ソフトバンク（脱獄してテザリング / ただし確実に定額になる保証はなし）
　・離島まで網羅したエリアを享受したい　→　ドコモ
　・安くて高スピード　→　UQ WiMAX
こんな感じかなぁ。
勿論、その人の行動範囲にも関わってますけど。
データカード選びに悩んでいる方はご参考までに。